2015.11.10更新

11月30日(月)は学会出席の為、臨時休診となります。

内服・商品の受け渡し、ペットホテル・トリミングのお預かり、お帰り等は一切できませんので、あらかじめご了承ください。

投稿者: ウッズペットの病院

2015.11.02更新

更新日:2015年6月29日

※グロテスクな画像が含まれる為、苦手な方は避けてください。

 

トイ・プードルのルナちゃんの膝蓋骨脱臼の手術を行いました。

この病気は膝のお皿の骨が正常なポジションからズレて、一時的または永続的な脱臼となる病気です。

進行すると足の拳上が一時的もしくはずっと続いてしまいます。このルナちゃんも足を挙げっ放しになっていました。

元々、小型犬には多くポメラニアン、チワワ、ヨーキー、パピヨン等々の犬種にもみられますが、個人的な印象ではトイ・プードルがよくみられる印象です。

手術内容は、正常の犬よりも浅い滑車溝(お皿の骨がはまるレール)の溝を掘り下げ、場合によってはお皿をひっぱている靭帯をずらして整復します。

状態がかなり悪いレベルにも関わらず「びっこを引かない」という理由で放置すると他の靭帯や関節を痛めて、永続的なびっこになる事があります。その時初めて手術するとかなり大がかりな手術となり、費用も嵩みますし再発も多くなります。

もし、手術が必要な段階になったら早く整復手術を行うようにしましょうね。

patella 1

切皮の直前です。(右ひざ)

patella 2

滑車溝(膝蓋骨の嵌っている部分です)。生来溝が浅い為、膝蓋骨がはずれ易いです。

patella 3

膝蓋骨が嵌る部分の溝を深めました。

patella 4

生来ズレてしまっている骨と靭帯を、整復して、ピン固定します。

patella 5

傷口を閉じます

投稿者: ウッズペットの病院

2015.11.02更新

更新日:2014年9月5日

 

近年、猫の精神ストレスによる体調不良が散見されます。

そもそもサハラ砂漠周辺の広大な砂漠地帯(岩場があったり、木がまばらに生えている場合もある)で自由に暮らしているのが猫本来の猫に向いている環境です。一方で、我々は文明人として文明社会で暮らしていて、猫と異なる価値観を持っています。我々文明人の視点で良かれと思って与えた環境が、猫の本能が求める(居心地の良い)環境から遠ければ遠いほど、家族の(もしかすると猫本人も?)知らないうちにストレスが溜まっていきます。

また、幼少時(2ヶ月齢くらいまで)に、慣れていないことには、生涯に渡りストレスを感じやすくなり得ます。

そういった場合に考えられ得ることと、その対策について記載したいと思います。

 

 

☆ストレスが原因となり、起こり得る状態

・膀胱炎

・脱毛症や皮膚炎(舐めやすい場所)

・腎臓病(長期に渡りストレスに曝された場合、中・高齢時にリスクが増す場合があります)

・免疫低下による各種疾患    など

 

 

☆ストレス因子となり得るもの

・音(音楽、雷、騒音(人間の生活音も含む)など)

・新しい家具、家電

・ホテル、入院、引っ越し

・猫との関係が良くない同居人、同居動物

・車・電車での移動

・トイレと給餌場所が近い

・トイレの数・衛生状態     など

 

 

☆対策としてできること

ストレスのはけ口として…

・ネコジャラシやレーザーポインターを追わせる

(猫が望んでいるときのみ。猫が飽きる前にやめる。強いない。)

・キャットコングを与える

・ティッシュの空箱に穴を開け、フードを入れておく

その他として…

・隠れる場所の用意(段ボールなど)

・爪研ぎを立てて壁に設置する

・フェロモンスプレー、またたびの使用で安心感を与える

・トイレなどの備品の数(頭数+1が理想)

・トイレの形状・大きさ(最も安心するもの)に注意

・猫砂の選択。おしっこをよくしてくれるタイプの(落ち着いて排泄できる)砂にする

 

 

このように我々人間は知らず知らずのうちに猫にストレスを与えてしまっているかもしれません。そして、上記のように直ぐにできる環境整備がありますから、是非行ってみては如何でしょうか?

何かご質問等が御座いましたら、スタッフまでお気軽にお声かけください。自傷によって脱毛したお腹

投稿者: ウッズペットの病院

2015.11.02更新

更新日:2014年8月26日

※グロテスクな画像が含まれるため、苦手な方は避けてください。

 

今回は最近見かけることが多い、歯石と歯肉炎についてです。

我々人間で歯石が発生することはそんなに多くはないと思いますが、犬や猫の場合は歯周病の場合には高確率に遭遇します。

例えば犬の場合は、人間の4~5倍の早さのわずか3~5日程で歯垢が歯石に変わってしまうとする説があります。

歯磨きやデンタルケア用品で落とせるのは歯垢であって、歯石になると削らないと落とせなくなります。

歯石による害は、人間での感覚と少し違う部分もあります。犬の歯はかなり深く生えている為、下顎では骨を弱らせてちょっとした衝撃で顎を骨折させたり、上顎の歯だと鼻の中まで影響して鼻水・くしゃみ・鼻血を誘発しますし、写真のように目の下に穴があいてしまったり、口の血管から歯のバイ菌が入り、色々な臓器に感染が飛び火して臓器不全になったり、全身に炎症が発生し致命的になったり…と、かなり様々な病害をもたらします。口の中とはいえ、管理がかなり重要ですよね。

 

歯石が多かったり、歯石によって歯肉炎がかなり起きている場合はなるべく早く歯石除去を行いましょう。全身麻酔になりますが、綺麗に落とせますし、患者さんの精神ストレスがありません。

なお、当院では全身麻酔下ではない歯石除去はオススメしておりません。精神ストレスによりトラウマとなって処置や飼い主さんに対しナーバスになったり、歯の内側が綺麗にできないからです。(但し、麻酔がリスクになる子は例外)

 

歯石除去の後はなるべく早くデンタルケアをスタートしましょう。行いたい方はスタッフが案内致しますのでお気軽にお尋ねください。123

投稿者: ウッズペットの病院

2015.11.02更新

更新日:2014年7月30日

グロテスクな画像が含まれる為、苦手な方は避けて下さい。

 

今回は未避妊犬のトラブルに関してです。

未避妊のまま老年期を迎えた場合のトラブルとしては

子宮蓄膿症

・子宮ガン

・卵巣ガン

乳腺ガン(乳ガン)

などが代表的ですが、いずれも早期避妊手術でリスクを下げられる病気です。

 

この度、最近来院し、手術をした高齢ダックスちゃ12んのケースをご紹介いたします。

この子は5対ある乳腺(10コの乳頭と乳腺)のほぼ全域に巨大なできものがあり、肺ガンなどの遠隔転移や腫瘍の破裂も心配されるくらいの進行した状態でいらっしゃいました。

全ての乳腺に腫瘍があるため、全ての乳腺の腫瘍を取らなければならなく、(摘出後の寄せた皮膚で呼吸が出来辛くならないようにする為)2度に分けて摘出しました。ご高齢なので麻酔も心配したのですが、幸い無事に乗り切ってくれました。本当にお疲れ様。

また、肺への転移も今のところなくひと安心です。(もし肺に転移すると平均余命2ヶ月です。)

 

この乳腺腫瘍に関するデータでは早期避妊手術の効果として

1回目発情前に避妊した子の発症率は避妊していない子のそれと比較して0.5%に落とすことができ、

1回目~2回目発情の頃に避妊した子が8%

・2回目発情以降の避妊は25%程度

という説があります。

 

何か特別な理由がない場合、なるべく早期の避妊手術を行う。これが長生きの秘訣かもしれません。

 

投稿者: ウッズペットの病院

2015.11.02更新

更新日:2014年7月9日

グロテスクな画像が含まれる為、苦手な方は避けてください。

 

現在、避妊・去勢に関する啓蒙が功を奏して、避妊・去勢が済んでいるペットがかなり増えてきた印象があります。

ですが、まだまだ未去勢・未避妊の犬・猫・ウサギのトラブルも多く、行わなかった場合のトラブルの情報を提供することで、皆様への啓蒙としたいと思います。

 

まず今回は、未去勢のおじいちゃんワンコのトラブルの症例をお伝えし、次回は未避妊のおばあちゃんワンコのトラブルをお伝えします。

と、本題に入る前に、猫やウサギについてです。

やはり、オス特有のマーキングというものは我々同居人を悩ませます。オスとしての自我が目覚める前に去勢を行うことでそのリスクは激減します。当院では犬・猫・ウサギ共に、生後5ヶ月から手術を受け付けています。

 

さて本題のワンコですが、10歳のおじいちゃん犬です(現在は11歳)。ビーグルのおとなしい子ですが、画像の様に腫瘍ができて、いつも臭くてストレスが溜まっていたからでしょう、手術するまでは触られる度に怒っていました。

それと余談ですが、こうなったのは秋以降の寒い時期だった為、まだよかったですが、この様な状況が夏に起きていたら、恐らくウジがわいていたでしょう。考えただけで鳥肌が出ますし、あまりにも可哀想です。

 

さて、この腫瘍ですが無事摘出手術を終え、2週間後に抜糸して現在は全く気にすることもなく体調良好です。

腫瘍を病理検査に送ったところ「肛門周囲腺腫」と返ってきました。この腫瘍、男性ホルモン依存性で大きくなっていくもので、まだ小さければ去勢して、しばらく待てば大概は無くなっていきますが、ここまで大きくなった場合には、去勢と合わせて腫瘍の摘出もしなくてはなりません。もっと肛門中心から発生するものであれば肛門が蓋されて便が出なくなっていたであろうことは容易に想像ができます。怖いですね。

 

去勢しなかった場合のトラブルは、その他にも「会陰ヘルニア」「精巣腫瘍」「前立腺疾患」など意外と多様です。ほとんどが麻酔するのが恐い様なシニアの時期に起こります。その為、他の心疾患または肝や腎の疾患がある場合には手術できなくなり、悲惨な老後になる可能性があります。

去勢は早めに行いましょう。12

投稿者: ウッズペットの病院

2015.11.02更新

更新日:2014年3月13日

マダニの予防の時期がやってまいりました。

出現する時期は草の丈が10㎝以上のなった頃(3月)と言われております。

マダニは意外と3月や10・11月の様な、肌寒い(涼しい)時期も得意としています。

 

先日来院された室内飼いのチワワの子の頬に小指の爪丈のマダニが寄生しておりました。

去る2014年2月25日には国立感染症研究所から「関東のマダニからSFTSウイルスが見つかった」との発表がありました。SFTSウイルスがもしヒトの体内に入ると致死率10~30%という恐ろしい病気です。

室内飼いで散歩でしか外に出ないというワンちゃんでも、超小型犬のワンちゃんでも、外飼いのネコちゃんでもお急ぎ予防を開始された方がよろしいかと思います。

投稿者: ウッズペットの病院

2015.11.02更新

12更新日:2014年2月8日

 

雪は朝からどんどん強まり、夕方には一面真っ白になってしまいました!

大雪警報が出ているところも多いようですね(>_<)

 

そんな中看板犬のチョッピーはお散歩に連れて行ってもらって雪遊びをしてきました(^•v•^)

さすがわんちゃんは寒さに強い!こんな大雪の中でもへっちゃらです。

私たちも見習いたいものですね。

 

雪は夜まで降り続くようなので、外出の際はみなさんお気をつけて!

投稿者: ウッズペットの病院

2015.11.02更新

更新日:2013年11月15日

 

最近は急に冷え込んできましたね。気候変動のせいか、秋がなくなってしまったような印象をうけます。

さて、我々の飼うことの多いペット達の中で寒さに弱いペットをご存知でしょうか?お部屋の中で息が白くなる(10℃以下)ことはあまりないとは思いますが、10℃台くらい以下の温度で体調を崩しやすくなるペット達を下に紹介します。

 

北アフリカのリビアヤマネコやスナネコがルーツと言われています。エジプトやリビアの温度とまではいかなくとも、10℃台のような温度は避けたいところです。日和見感染症(“ネコカゼ”など)や飲水量低下による尿結石、早期の腎不全発症につながることもあります。

 

小型鳥~中型鳥(飼鳥)

日本に由来する種類でないものは大概は熱帯、亜熱帯にルーツをもちます(東南アジア、オーストラリア北部、中南米)。そのため、文鳥、インコ等は28~31℃程度が適温となります(特に具合の良くない時)。日和見感染症(呼吸器疾患、難治性の吐き・下痢)や突然死につながることもあります。

 

小型げっ歯類(ネズミの仲間たち)

冬眠をする動物も多く、またアフリカなどの冬が存在しない地域をルーツにもつ種類もいます。野生下とは違い冬眠できずそのまま亡くなってしまったり、重病を発症することもあります。少なくとも生活環境中は10℃台半ば〜20℃台前半程度には保っておきたいところです。

 

なお、犬や兎は非常に寒さに強いため、特に暖房は不要ですが、無毛種や高齢、闘病中の子は、20℃台前半以下にはならないようにした方が良いでしょう。

 

投稿者: ウッズペットの病院